たけのこ学園 木工班 ~きょうもがんばったよ~

障害者支援施設 「たけのこ学園」木工班のブログ。 日々楽しみながら、悩みながら、オリジナル作品を作っています。 発想力豊かな天才たち、いったいどんな傑作が生まれるのでしょうね? 木工班担当職員が、日常を綴らせていただきます。

2017年06月

謎のツインタワーが出現いたしました。
Yさんの近作IMG_2117-t

Yさんが建築士になったら、ピサの斜塔より危なっかしい
この建物で最恐のスリルを堪能していただける事でしょう。


Yさんは木に色をつけません。
何度か色塗りに誘いましたが断られました
木の素材そのままを大事にして作られる方なんですね。

その気持ちを大切に、大きな作品に挑戦して頂きたいです
今年の展示会が楽しみです。

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Hさんは時々マジックも描きます
なぜか2個ずつ くっついています。

クレパスで描いています
実際に このような商品が有ったのでしょうね。

使う色も多く、色にも充分な関心を持っていることが判ります
文字も図形として記憶しているのでしょうね
同じ形です。

まだまだ知られていない能力が隠れているかも知れません。
良いコミュニケーションを築き続ければ
そのうちに発見できるでしょう
楽しみにしています。

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出来上がってからしばらく経ったので
木の粉をかぶってしまいましたね。

パトカーはボンド入れになりました
なかなか味わいが有って良いですね。


机の上が 面白い作品で一杯になって楽しいのですが
置く場所が無くなり 困っています。

ボンドと絵の具、下地剤も すぐ無くなってしまいます。
作りたい物を頭の中に しっかりと描いてから慎重に作っていく
木肌を活かした作品の良さを知ってもらう
このあたりの努力も必要ですね。


手作りのハンドスピナーは、一緒に作っていた方のみならず
他の利用者さんにも好評で、将来的には新たな癒しアイテムとして
その立場を確立する可能性も有るのではないかと思います。
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施設でのプログラムに応用したり、単なる癒しアイテムとして置かれたり、
色も形も自由なので きっと興味を惹いていただける事でしょう。


私はしばらくの間、ぐんまちゃん鍋敷きを切る作業に専念するために
私が参加する創作活動は お休みして、楽しい木工を見守ることにします。
10月に 鍋敷きの納品が終わりましたら また再開出来ますことを切に希望します。

今後も出来上がった作品は 全て紹介して行きたいと思いますので
こうご期待下さい。



先に準備したハンドスピナーの材料を使って
利用者さんのデザインで作ってみました。DSC_8383-t
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つまむ部分は小さめの金具にしてみました。

回転させながらディスクサンダーをかける事で
円の偏りは解消され、2分近く回るようになりました。

大胆な原画の雰囲気を損なわないようにして
ダメージ加工を施してみましたが
本人が気に入らなければ塗り直してもらいます。

これ、ゆっくり回すと味わいが有ります。
スーッと落ち着いてくるような鎮静効果も有るようですし
回転運動というのは 精神に良い影響がありますね。

興味を持って頂いた利用者さんが沢山いらっしゃいましたので
今後も様々な形の物を作り続けて行こうと思います。

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